名古屋市西区の治安情報まとめ|犯罪発生率や区の取り組みを紹介

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名古屋市西区は、名古屋市の北西側に位置しており、教育施設や商業施設が充実しています。西区の治安は市内では平均的な水準ですが、同じ区内でもエリアによって環境が異なるため、賃貸物件への引っ越しや住宅購入の際は、地域ごとの特性を理解しておきましょう。

この記事では、名古屋市西区の犯罪発生率や住みやすさ、住むのに向いている人、おすすめのエリアについて詳しく解説します。

名古屋市内のその他の地域について詳しく知りたい人は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
名古屋で住んではいけない地域は?治安が悪い地域や駅はどこ?

目次

名古屋市西区の治安について

まずは、名古屋市西区の治安について、犯罪発生率や自治体の取り組みなどをもとに見ていきましょう。

刑法犯認知件数は名古屋市内で中間に位置する

警察が事件を認知した数をあらわす「刑法犯認知件数」を参考にすることで、その地域の治安状況を想定することが可能です。西区の刑法犯認知件数は名古屋市内でちょうど中間に位置しています。

愛知県警の「令和4年中の犯罪の概況」によると、西区の刑法犯認知件数は次の通りです。

● 2021年(令和3年):983件
● 2022年(令和4年):1,035件

2022年の件数は、愛知県全体の2.5%にあたり、名古屋市内の全16区のなかでは8番目に多い数値でした。

この結果を見ると、西区の事件数は名古屋市内でも平均的な水準だとわかります。

犯罪発生率は0.69%

名古屋市西区の犯罪発生率を算出すると、名古屋市内の全16区で7番目に多い結果となりました。「犯罪発生率」は、人口総数に対する犯罪の発生割合を示すものであり、次の式で算出します。

犯罪発生率(%)= 刑法犯認知件数 ÷ 人口総数 × 100

名古屋市役所が公表している「毎月1日現在の世帯数と人口」によると、2022年時点の西区の平均人口は150,883人でした。

したがって、西区の犯罪発生率は次のようになります。

犯罪発生率(%)= 1,035件 ÷ 150,883人 × 100 = 0.69%(※小数点第二位を四捨五入)

この式から西区の犯罪発生率は0.69%となり、名古屋市内ではおよそ中間の順位に位置しています。

自治体による安全対策

名古屋市西区は「安心・安全で快適なまち」を実現させるために、区民や民間企業、警察などが一丸となり、地域の身近な課題に協働して取り組む「まちづくり協議会」の活動を行っています。

協議会には、防犯部会や交通安全部会など5つの部会があり、それぞれ安全な環境づくりに向けて独自の取り組みを実施しています。

防犯部会の具体的な活動内容は以下の通りです。

● 学区防犯パトロール
● 防犯講座
● 青色回転灯車導入の推進活動

このような取り組みを行うことで、犯罪が発生しない環境づくりに取り組んでいます。

西区の安全対策の取り組みは、中長期ビジョンの達成に向けた各施策の進捗具合を確認できる「西区もーやっこ計画」を参考にするのがおすすめです。「備蓄、家具固定など自主的な防災対策を行っている区民の割合」のように成果指標が掲げられており、それぞれの目標達成度がすぐにわかります。

名古屋市西区に住むのに向いている人の特徴

続いて、名古屋市西区に住むのに向いている人の特徴を確認していきましょう。

ストレスなく子どもを育てたい人

名古屋市西区は、ストレスなく子どもを育てたい人には適したエリアです。子育てに欠かせない教育機関や公園の種類が比較的豊富で、街中に点在しているため、不便を感じることは少ないでしょう。

公立・民間保育園や認定こども園、小規模保育施設なども豊富でバランスが取れています。施設数が充実していることもあり、待機児童数は8年連続で0人を更新中です。(2021年3月時点)

公園で有名なのが、「水と緑と太陽」をテーマにした庄内緑地です。園内には、テニスコート・陸上競技場などの運動施設や広大な芝生広場、サイクリングセンターなどがあり、身近なレジャーが楽しめます。

自転車や徒歩での移動が中心の人

名古屋市西区は濃尾平野の東部に位置し、坂道が少なく平坦な道が多いことから、自転車や徒歩での移動が多い人に向いています。

地理院地図によると、この区の全域で標高が2〜5メートル程度であり、高低差が少ないことが確認できます。そのため、自転車や徒歩でも負担が少なく、駅から少し離れた場所に住む場合でも、移動によるストレスが少ないといえます。

名古屋市の中心部に出かける機会が多い人

名古屋駅や栄など、名古屋市の中心部に出かける機会が多い人には、名古屋市西区が便利です。西区の南部にある名古屋市営地下鉄鶴舞線の浅間町駅から中区の栄駅までは、電車で10分程度で行けます。

鶴舞線は区の中央を縦断しており、住む場所にかかわらず各駅にアクセスしやすいことが特徴です。

普段は閑静な西区で暮らしつつ、仕事やショッピングなどは短時間で繁華街に移動できるため、生活しやすいでしょう。

名古屋市西区に住む際のおすすめエリア

子どもを育てやすく、交通の利便性が高い名古屋市西区ですが、治安や住環境はエリアによって変わってきます。

ここでは、名古屋市西区に住む際のおすすめエリアを2つご紹介します。

栄生駅周辺

名鉄名古屋本線「栄生駅」周辺は、買い物しやすく、交通の利便性が高いエリアです。

栄生駅のすぐ近くには、2021年にオープンした大型商業施設「イオンモール Nagoya Noritake Garden」があります。このショッピングモールは、スーパーマーケット、飲食店、衣料品店、エンターテインメント施設など、さまざまな店舗が集まっており、日常の買い物はもちろん、休日のお出かけやデートにもぴったりです。

また、栄生駅前には「名鉄病院」があり、救急外来が完備されているので、緊急時も安心です。

さらに、中区の栄駅までは名鉄名古屋駅で乗り換えることで、わずか15分でアクセスできます。栄は名古屋市の繁華街として知られ、高級ブランド店、百貨店、レストラン、カフェ、映画館などが豊富に揃っています。

特に栄の中心部に位置する「久屋大通公園」は、市民の憩いの場としても親しまれており、リラックスした時間を過ごすに最適なスポットです。
また、ここではさまざまなイベントが定期的に開催されており、賑やかで活気のある雰囲気を楽しむことができます。

「栄生駅」周辺は、名古屋市の中心地である栄へのアクセスが非常に便利なため、ショッピングやグルメ、エンターテインメントを楽しみたい方や、住環境の利便性を重視する方におすすめのエリアです。

上小田井駅周辺

名古屋市西区の北側に位置する「上小田井駅」には、以下の路線が乗り入れています。

● 名鉄犬山線
● 名古屋市営地下鉄鶴舞線

また、徒歩約5分の距離ある東海交通事業城北線の「小田井駅」からは、名古屋市内はもちろん、周辺地域へもスムーズにアクセスできます。

さらに、上小田井駅のすぐ近くには大型商業施設「Mozoワンダーシティ」があります。ここには約230の店舗が入っており、ファッションアイテム、飲食店、スーパーマーケット、リフレッシュできる各種サロン、スポーツクラブや英会話教室など充実した教育施設などが揃っています。
家族連れ、友人同士、カップルなど、多様なニーズに対応した楽しい時間を過ごすことができる場所です。

まとめ:西区の治安や特徴を参考に暮らしやすいエリアを探そう

本記事では、名古屋市西区の治安や住みやすさ、住むのに向いている人の特徴、おすすめエリアについて解説しました。西区の治安は、名古屋市のなかでは平均的な水準であり、自治体による安全対策も積極的に行われています。

子どもを育てやすい環境が整っているだけでなく、名古屋市の中心部にもアクセスしやすいことが特徴です。

西区の治安や特性を参考にして、自身のライフスタイルに合う暮らしやすいエリアを見つけましょう。

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