名古屋市天白区の治安情報まとめ|犯罪発生率や区の取り組みを紹介

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名古屋市天白区は名古屋市の南東に位置しており、自然豊かな環境が広がる落ち着いたエリアです。

名古屋市内では賃貸相場が比較的低く、商業施設も充実している天白区ですが、便利さゆえに治安を不安に感じている人もいるでしょう。天白区の治安は、名古屋市内でも比較的良いといえますが、同じ区内でもエリアによって住みやすさが異なるため注意が必要です。

この記事では、名古屋市天白区の治安情報や住環境を詳しく紹介します。

名古屋市内のほかの地域について治安情報を詳しく知りたい方は、次の記事をご覧ください。

名古屋で住んではいけない地域はあるの?治安や交通アクセスなどで比較

目次

天白区の治安について

ここでは、天白区の治安について、犯罪発生率や区の取り組みなどをもとに解説します。

刑法犯認知件数は名古屋市内で下から6番目

まずは、警察が事件を認知した数を示す「刑法犯認知件数」から、天白区の治安状況を見ていきましょう。愛知県警の「令和4年中の犯罪の概況」によると、2021年が734件、2022年が776件でした。

2022年の件数は、愛知県全体の1.9%にあたり、名古屋市内では全16区中下から6番目でした。

この結果を見ると、天白区は事件が少なく治安が良い印象を受ける人も多いでしょう。しかし、区によって人口が異なるため一概には判断できません。

刑法犯認知件数だけでなく、人口総数に対する割合を示す「犯罪発生率」を参考にすると、比較しやすくなります。

犯罪発生率は0.48%

犯罪発生率は次の式で算出できます。

犯罪発生率(%)= 刑法犯認知件数 ÷ 人口総数 × 100

名古屋市役所の「毎月1日現在の世帯数と人口」によると、2022年時点の天白区の平均人口は163,873人でした。

したがって、天白区の犯罪発生率は次のようになります。

犯罪発生率(%)= 776件 ÷ 163,873人 × 100 = 0.47%(※小数点第二位を四捨五入)

天白区の犯罪発生率は、名古屋市内では全16区中13位です。犯罪発生率から考えると、天白区の治安は、名古屋市内において比較的良いことがわかります。

協議会を発足し防犯対策に努めている

天白区では、「天白区安心・安全で快適なまちづくり協議会」が設立されており、5つの専門部会が防犯パトロールなどの活動を行っています。

専門部会の名称主な活動内容
防犯部会防犯に関する広報・キャンペーン活動
防犯パトロール活動
交通部会交通安全教室の開催
交通安全に関する広報・キャンペーン活動
環境協会クリーンキャンペーンの開催
花いっぱい運動
地域一斉清掃の実施
防災安心まちづくり協会天白区総合防災訓練の実施
天白区避難所リーダー養成講座の開催
防火パトロール活動
青少年健全育成部会地域の世話やき活動の推進
青少年育成区民大会の開催

専門部会は、広報・キャンペーン活動を中心に、区・事業者・公共団体・警察署などと協力しながら、防犯対策に努めています。

また、天白区区政はアンケートなどを通じて区民の意見に耳を傾け、令和4年度には次のような方針を打ち出してまちづくりを進めています。

  • 安心して暮らせるまち
  • すこやかにいきいきと暮らせるまち
  • 魅力に満ちた愛着のもてるまち

天白区のこのような活動が、犯罪発生率の低さにつながっているといえるでしょう。

天白区に住むのに向いている人の特徴

天白区は名古屋市内では最も新しい区で、自然豊かな住環境が子育て世代に適しています。ここでは、天白区に住むのに向いている人の特徴を紹介します。

自然豊かな環境で暮らしたい人

天白区は、自然豊かで健康的な暮らしをしたい人に向いています。

現在は、大規模な集合住宅や新築のマンションや一戸建てが建ち並ぶ住宅街ですが、もともとは農村として発達した区域であるため、多くの自然が残っています。

天白区内を流れる天白川の河川敷には、天白川緑地があります。春には桜の花がきれいに咲き、散歩道として人気が高いスポットです。

ほかにも、相生山緑地と呼ばれる敷地内には、123.7ヘクタールにわたって広がるレジャースポット「オアシスの森」があり、森林浴に最適です。

また、天白区は体を動かせる施設も充実しています。本格的な室内アリーナと温水プールが完備されている「天白スポーツセンター」や、室内外20面のテニスコートで全国でも有数の規模を持つ「東山公園テニスセンター」などがあり、家族で体を動かす機会を作りやすい環境です。

若い住民が多いエリアに住みたい人

天白区は、1975年2月に昭和区から分区して誕生した区で、名古屋市内では最も新しい区です。天白区の年齢別人口構成を見ると、男女ともに20歳前後の若者が多く住んでいます。

若者に焦点を合わせたまちづくりが積極的に進められており、天白区の近くには大型の商業施設もあります。

  • イオンモール新瑞橋(名古屋市営地下鉄の新瑞橋駅から徒歩5分程度)
  • ヒルズウォーク徳重(名古屋市営地下鉄の徳重駅に直結)

また、名古屋第二環状自動車道が天白区内を縦断しており、名古屋市内全域へのアクセスも良好。交通の便が良く、生活必需品を販売する店舗や飲食店が充実しているなど、多くの魅力があるエリアです。

天白区で治安が良い居住地

天白区内でも、エリアによって治安や生活のしやすさが異なります。ここでは、天白区で治安が良く住みやすい地域を3つ紹介します。

平針駅周辺

名古屋市営地下鉄鶴舞線が通っている平針駅周辺は、落ち着いた住宅街が広がるエリアです。日進市や豊田市方面へアクセスしやすく、駅周辺にはスーパーや病院があるため、生活するのに便利でしょう。

また、平針駅から1駅東にある赤池駅の徒歩圏内には、ショッピングモール「プライムツリー赤池」があります。アパレルやフィットネスジム、飲食店など、さまざまな店舗が入っており、平針駅周辺からも徒歩や自転車で行ける距離です。

平針駅周辺における不動産の賃貸相場は、名古屋市の中心部よりも低いため、家計への負担も比較的低くできます。

原駅周辺

平針駅から1駅西にある原駅の近くには天白川が流れており、緑豊かな天白公園があります。

駅周辺にはマンションやアパートなどが建ち並び、子育て世帯が多く暮らしています。スーパーやドラッグストアもあり、生活用品の買い出しで困ることはないでしょう。

豊田市駅まで直通なのでアクセスが良く、名古屋市立原小学校や原中学校も近くにあるため、通勤や通学にも便利です。

植田駅周辺

植田駅周辺はコンビニエンスストアが複数あり、駅の南側にはスーパーや郵便局もあります。駅前には植田公園もあり、生活しやすい環境が整っています。

植田駅周辺の賃貸相場は天白区のなかでも低めなので、住居にかかる負担を抑えたい人には特に向いているでしょう。

まとめ:天白区の治安をもとに適切なエリアを探そう

天白区の治安や向いている人の特徴、治安が良い居住地などを解説しました。天白区は自然豊かな環境が広がっているだけでなく、買い物や通勤・通学しやすいなど利便性が高いエリアです。

また、公園やショッピングモールなど、子育てをするうえで便利な施設が数多くあるため、子育て世代の方は、天白区への移住を検討してみてはいかがでしょうか。

治安情報や居住環境を踏まえて、天白区内で自身の希望条件に合うエリアの物件を探しましょう。


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