子育て世帯におすすめの間取り7選!設計のポイントも解説

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子どものいる世帯の住宅では、家事動線や、長期的な子育てのしやすさを考えた間取りであることが大切です。

本記事では、子育て世帯におすすめの間取り7選と、設計のポイントを解説します。数多くのアイデアが詰まった間取りのなかから、自身に合うものを選んでみてください。

ママに人気の間取りについて詳しく知りたい人は、次の記事もあわせてご覧ください。

ママに人気の間取りアイデア10選|シチュエーション別のアイデア集

目次

子育て世帯に人気の間取り例

ここでは、子育て世帯に人気の間取りを7つ紹介します。新築戸建ての間取りを設計する際の参考にしてください。

リビング全体を見渡せるオープンキッチン

対面キッチンやアイランドキッチンなど、リビング全体を見渡せるオープンキッチンは、子育て世帯に人気があります。

カウンターがリビングに向いているオープンキッチンは、調理中でも子どもの様子が見えるため、誤飲や怪我のリスクを軽減できたり、コミュニケーションを増せたりといったメリットがあります。

家事の手間を減らしたい場合は、キッチンの横にダイニングテーブルを併設しても良いでしょう。配膳や片付けが効率的になるため、家事楽動線を実現できます。

家事楽の間取りや動線について詳しく知りたい人は、次の記事もあわせてご覧ください。

“家事楽”間取りのアイデア7選!|動線設計のコツも解説

目に見えやすい場所に学習コーナーを設置

リビングなどの一角に子どもの学習コーナーを設置することで、料理中でも子どもの様子を確認することができます。

学習コーナーは視認性に優れた場所に配置するのが理想です。親がいつでもサポートできる環境を整えられるため、子どもが自室にこもって1人で勉強するよりも学習が進めやすくなります。

リビングで学習するのであれば、ダイニングテーブルを使う選択肢もありますが、その場合は食事のタイミングで片付け作業が発生するため、専用の学習コーナーを設けた方が手間の削減につながります。

学習コーナーは、子どもが外出している時間は親のテレワーク用デスクとして、子どもが独立した後は家族の食事スペースとして活用するなど、幅広い使い方が可能です。

リビングに小上がりを併設

リビングに小上がりを併設することで、子どもの遊び場として活用することができます。

小上がりとは、部屋の一部に高さを出して仕切られたスペースのことです。高低差が出るため、リビング全体が立体的でおしゃれな雰囲気となります。

また、小上がりの段差を収納スペースとしたり、ソファとして活用したりすることも可能です。

小上がりは和室にするのがおすすめです。畳はフローリングよりも柔軟性に優れているため、子どもが小上がりで昼寝をしても、床が硬すぎないため安心です。

子ども部屋に仕切りを採用

子ども部屋に仕切りを採用することで、子どもの成長に合わせた部屋作りが可能になります。

子どもが大きくなると問題になりやすいのがプライバシーです。子どもが小さい頃は2人以上が同じ部屋で生活しても大きな問題になりにくいですが、子どもが成長すると自分1人の部屋を求めるケースが多くなります。

しかし、それを見越してあらかじめ人数分の部屋を用意すると、子どもが独立した後に部屋の使い道がなくなってしまいます。

子ども部屋に仕切りを採用すれば、子どもが小さいときは複数人の部屋として使い、大きくなったら仕切りで個室のように分割することで対策が可能です。

ランドリールームの活用

洗濯・乾燥・アイロンがけの一連の流れがワンストップで完結するランドリールームを活用すれば、子育て世帯における家事の手間や時間が短縮できます。

特に子どもが多い家庭や、乳幼児期の小さい子どもがいる家庭は、洗濯の回数が多くなるため、効率的に洗濯ができるランドリールームが重宝するでしょう。

ランドリールームがあれば部屋干しも可能です。日干しするための外出用扉や、洗濯後の洋服を収納するためのファミリークローゼットがあれば、さらに使い勝手が良くなります。

広々としたバスルームや洗面所

子育て世帯は、バスルームの広さに配慮する必要があります。大人1人であれば狭い浴室でも問題ありませんが、小さい子どもがいる場合、一緒に入浴することも想定しなければなりません。

膝の上で子どもの頭を洗う、親がしゃがみこんで体を洗うなどができるくらいスペースに余裕が必要です。十分なスペースがないと手狭に感じ、子どもが入浴を嫌がるケースも考えられます。

また、小さい子どもがいる世帯には独立洗面所がおすすめです。洗面所と脱衣室を分ければ、家族が洗面所を使っている間でも洗濯ができます。脱衣室に洗濯機やタオル、着替えなどが置けるため、来客があってもプライベート空間を見られることなく保てます。

玄関脇にシューズインクローゼットを併設

玄関脇にシューズインクローゼットを併設することで、収納力をアップできます。

シューズインクローゼットはそれなりのスペースがあるため、靴だけでなく、子どもの遊具など比較的サイズの大きい物も収納できます。

砂遊びの道具やサッカーボールなど、室内に持ち込みたくない物を収納するのにも便利です。家族の趣味用アイテムを収納できるのも魅力です。

ただし、シューズインクローゼットは湿気やにおい対策が必要となります。窓や換気扇をつけることでも対策できますが、その場合は費用が変わってくることを念頭に置いておきましょう。費用を抑えたい場合は、仕切り壁を設置するのがおすすめです。

子育てしやすい間取りを設計するポイント

子育てしやすい間取りを設計するポイントは次の通りです。

  • 将来的なデッドスペースの発生を予測する
  • 主な生活空間を1階に固める
  • 壁面の重要性を意識する

それぞれ順に解説します。

将来的なデッドスペースの発生を予測する

家の間取りを考える際に重要となるのが将来性です。目先だけでなく10年先・20年先の暮らしやすさも考えて設計しましょう。

子どもが多い家庭では、子どもが成長したときのプライベート空間を確保するため、人数分の個室を用意するケースがありますが、子どもの独立後はその部屋がデッドスペースになります。収納部屋として活用する選択肢もありますが、それでも部屋の数が多いと持て余してしまう可能性が高いでしょう。

デッドスペースが発生すると定期的に手入れする手間が発生し、取り壊すにも多額の費用がかかってしまいます。

対策としては前述したように、ある程度広めの子ども部屋を作り、必要に応じて仕切りを使う方法があります。

また、子ども部屋以外にも、将来的に使わなくなるスペースがないか確認しておきましょう。

主な生活空間を1階に固める

子どもが独立した後のことだけでなく、家族の老後まで考えておくことも重要です。ポイントとしては、主な生活空間を1階と2階に分散しないことです。

主な生活空間はなるべく1階に固めると良いでしょう。年を取ると頻繁な階段の登り降りが難しくなりますが、できるだけ1階で生活するようにすれば、負担や怪我のリスクを減らすことができます。

壁面の重要性を意識する

壁面は家全体の収納性を高める重要な役割があるため、極端に少なくならないように注意しましょう。

家の間取りを考える際に、開放感を出すために窓の数を増やしすぎたり、回遊性を意識しすぎるあまり、壁面を極力排除してしまうケースが見られます。

しかし、壁面が少ないと家具を置くスペースが限られてしまいます。ソファや棚の配置場所に困ったり、収納スペースが少ないことから床に物が散乱したりする事態に陥りやすく注意が必要です。

家具の配置シミュレーションを行い、どの部分に壁面が必要なのかを事前に検証しておきましょう。

まとめ:家族と子どもが快適に暮らせる間取りを考えよう

子育て世帯に人気の間取り7選と、子育てしやすい間取りを設計するポイントを解説しました。

家事をしながらでも子どもの様子を確認できる間取りにすれば、目を離した際に子どもが怪我をするリスクなどを抑えられるため安心です。

また、子ども部屋を考える際は、子どもが独立した後にデッドスペースとならないように工夫することが重要です。

子育てしやすい間取りや設計のポイントを押さえて、家族と子どもが快適に暮らせる間取りを考えましょう。

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