“家事楽”間取りのアイデア7選!|動線設計のコツも解説

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マイホームを新築するにあたって、家事動線が良い(家事楽)間取りを作るにはどうすれば良いのか悩んでいませんか。

日々の家事を効率化するためには、部屋の配置を工夫し、スムーズな動線を確保することが重要です。朝・昼・夜それぞれのシーンで、自身を含め家族がどのような動きをするのか想像したうえで動線を考えましょう。

本記事では、家事楽を叶える間取りのアイデア7選と動線を設計するコツを紹介します。

ママに人気の間取りについて知りたい方は、次の記事もあわせてご覧ください。

ママに人気の間取りアイデア10選|シチュエーション別のアイデア集

目次

家事動線が良い(家事楽)間取りのアイデア7選

家事動線が良い(家事楽)間取りのアイデアを7つ紹介します。家事のしやすさはもちろんのこと、暮らしやすさも両立した住宅の実現を目指しましょう。

回遊動線の採用

自宅内を自由自在に行き来できる回遊動線を採用することで、家事の効率を上げたアイデアです。LDKを中心にしてその周りに各家事スペースを配置するほか、リビングからキッチン、洗面所などの移動スペースに障害物・行き止まりをなくすことで、スムーズな動線を作れます。

玄関のすぐ近くにキッチンがあると、買い物をしたあとに食材などをすぐにしまえるため便利です。また、帰宅後すぐに手を洗えるので衛生的というメリットもあります。

キッチンから脱衣所までノンストップで移動できれば、移動距離が短くなり、家事の効率性が高まるでしょう。

このような設計にするには、家事でマルチタスクを行う際の動線を入念にシミュレーションしておくことが重要です。

アイランドキッチンの採用

家全体の回遊性を意識するのはもちろんのこと、特にキッチン周りの回遊性を高めることで家事楽動線を実現できます。料理は家事のなかでも時間や手間がかかるぶん、大きな時短効果を得られるためです。

対面式キッチンのなかでも、回遊性が高いアイランドキッチンを採用することで、調理・配膳・片付けをスムーズに行えます。パートナーと一緒に料理したり、子どもに料理を手伝ってもらったりなど複数人がキッチンに立つ場合は、アイランドキッチンのメリットを多く感じられるでしょう。

ただし、壁付けタイプのキッチンよりも収納力が少なくなるため、パントリーを設けるのがおすすめです。

キッチンとダイニングの横並び設計

キッチンとダイニングを横並びに配置させることで、配膳や片付けの流れがスムーズになります。

複数人で料理するときも使い勝手が良く、料理中の食材をダイニングテーブルに一時置きする活用も可能です。ダイニングと冷蔵庫の距離が近いため、食事中に飲み物や調味料などを気軽に取りに行けるというメリットもあります。

水回りのスペースを集約

キッチンや洗面所、脱衣所などの水回りスペースを1ヶ所に集約するアイデアです。

これによって洗濯機を回しながら料理をしたり、調理中の待ち時間を活かして洗面所や脱衣所の掃除をしたりなど家事を効率良くこなせるでしょう。扉1枚で各スペースを仕切ることで、回遊性が高まります。

ただし、回遊性を高めるには、各スペースにアクセスするための通路にある程度の広さが必要です。通路が狭いと人同士がぶつかりやすくなり、特に時間の余裕がない朝に家族同士が混雑し合うことも考えられます。

外出可能なランドリールームの設置

洗濯機や乾燥機、アイロン台などをランドリールームに集約することで、無駄な移動がなくなり、洗濯関係の家事を効率化できます。十分なスペースがあれば部屋干しもでき、天候が悪い日でも問題なく洗濯が可能です。

ランドリールームの配置場所は、キッチンの隣もしくは脱衣室と兼用することもあります。お風呂の残り湯を洗濯に使う場合や、脱いだ服を洗濯機に直接入れることが多い場合は、脱衣室と兼用にしたほうが利便性は高まるでしょう。

また、ランドリールームから直接外出できる動線を設計するのも一案です。ランドリールームから外に出るだけで物干し場にスムーズに行けるため、物干し場と洗濯機を何度も往復する手間がかからず洗濯の家事効率が向上します。

家の中心やランドリールームの近くにファミリークローゼットを配置

家族全員の洋服を収納できるファミリークローゼットを、家の中心もしくはランドリールーム近くに配置します。洗濯した洋服を個別クローゼットへいちいち収納する必要がなく、ワンストップで済むため家事の効率が高まるでしょう。

特にランドリールームの近くにファミリークローゼットを配置すれば、ランドリールームで洗濯・乾燥・アイロンがけを終えたあとすぐに洗濯物を収納できて便利です。

また、ファミリークローゼットがあれば、忙しい朝に子どもの洋服を着替えさせる際に自分も一緒に着替えられるため、ストレスの軽減につながります。

家事室をほかのスペースと一体化

家事室とは、さまざまな家事を行うための部屋のことで、レイアウト次第でほかのスペースと一体化も可能です。たとえば家事室とパントリーの一体化によって、室内に保管しているレシピ本を読みながら献立を考えたり、食材の一時置きとして活用したりできます。

あるいはランドリールームと一体化させることで、部屋干しやアイロンがけ、洗濯物をたたむなど洗濯関係の部屋として活用もできるでしょう。

家事のなかで特に時間がかかるものを洗い出し、その家事を行うスペースに併設するように家事室を設置すれば、家事動線を効率化できます。

家事楽な動線・間取りを作るためのコツ

家事楽な動線・間取りを作るためのコツは、次の3つです。

  • 家事の種類に優先順位をつける
  • 子どもの将来を見据えた設計を意識する
  • 生活動線や来客動線にも配慮する

それぞれ順に解説します。

家事の種類に優先順位をつける

すべての理想を叶えた間取りにするのは、予算や敷地、建物の制限などによって難しい可能性もあります。まずは家庭内で行っている家事に優先順位をつけてみてください。

特に手間や時間がかかる家事は優先度が高いといえます。優先度の高い家事から順に家事効率を高められるよう、必要な間取りを考えましょう。

たとえば洗濯の手間を軽減したい場合、脱衣所にランドリールームを併設するのがベターです。掃除をするのが苦手でなるべく短時間で済ませたい場合は、各部屋に掃除用具の収納スペースを設けるなどすれば、家事楽の間取りが実現できます。

子どもの将来を見据えた設計を意識する

子どもがいる家庭では、将来的に子どもが成長したときのことも視野に入れておきましょう。子どもが小さいうちは問題なくとも、成長するにつれてプライバシーの問題が発生します。

回遊性の高さを考えて設計した間取りが、かえって家族の視線が気になる居心地の悪い空間になってしまうかもしれません。特に思春期になると、プライベートな空間を持ちたいと考える子どもが多くなるでしょう。

子ども部屋を設ける場合、子どもが独立したあとの使い道も意識することが大切です。

子育てにおすすめな間取りについて、詳しくは次の記事もあわせてご覧ください。

子育て世帯におすすめの間取り7選!設計のポイントも解説

生活動線や来客動線にも配慮する

間取りを決める際は家事動線だけでなく、生活動線や来客動線も意識しましょう。いくら家事をスムーズにこなせても、日常生活が不便、来客時の見栄えが悪いような間取りでは不満が生まれる可能性があります。

生活動線とは、起床から就寝まで生活するうえでの動線のことです。

生活動線が悪いと、忙しい朝などに特定のスペースで混雑する事態となり、生活全般の利便性が損なわれてしまいます。頻繁に行き来する線をなるべく減らすことで、シンプルかつ生活動線の良い間取りが叶うでしょう。

来客動線とは、家族以外の誰かが家を訪れた際の動線のことです。

たとえばトイレに行くためにリビングなどの生活空間を通る必要があると、来客者はそのたびに気を遣ってしまい落ち着かなくなります。家事動線や生活動線を考慮しつつ、生活空間を通らずにトイレに行ける来客動線を確保しましょう。

まとめ:家事楽な動線を意識して理想的な間取りを設計しよう

家事楽な間取りのアイデア7選と動線を設計するコツを紹介しました。

家事は毎日こなす必要があるため、些細な不便が積み重なることでストレスを感じやすくなります。家事楽動線を意識した設計ができれば、暮らしやすさは大きく向上するでしょう。

ただし、家事動線だけに重きを置くのではなく、生活動線や来客動線まで考慮することが重要です。頻繁に行き来する線を減らすことで、家族全員にとって快適で生活しやすい間取りになります。

本記事で紹介したアイデアやコツを参考に、理想的な間取りを設計してみてください。

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